2007年03月02日

南城市ボランティア活動報告


 私達の日々の暮らしに買い物は欠かせませんよね。皆さんはお買い物をするとき買うか買わないか何処で判断しますか?やはり多くの人が1番気にするのは価格ではないでしょうか?当然のことですよね。ただその時、もうひとつ判断基準に加えていただきたいのが、その商品が、どこで、どのようにして、どんな人たちが作っているのかな?ということを、ほんの少しでも、考えてもらえるようにしていきたいというのが、私のフェアトレードを通じての日々の活動の基本姿勢です。

 仕事やさまざまな事で、みなさんお忙しい日々をお過ごしだと思います。私もその一人なので良く解ります。でも、たまには日常生活から少し離れて、私達がこうして生きていくことができるように空気や、水、そして食べ物という恩恵を
与えてくれるこの地球のことにも意識を向けて、自分に何ができるか一緒に考えてみませんか?

 地球上のいたるところで止むことのない、戦争や、環境破壊という問題の根本には、いつも差別や、貧困があります。 そこで、気がついたことは、地球のことや社会の問題にだけ目を向けると、自分にはどうしようもない、ひとりでは何もできないという気持ちになりやすいけれど、誰でも当たり前にしている、そのお買い物を通じて身近なところから考えていくと、誰でも無理なくできる範囲で持続していけるということです。

フェアトレードに多くの方が参加するようになれば、小さな歩みでも良い方向へ進んでいく事ができるのではないかと私は考えています。

 なぜなら、わたしたち一人ひとりの意識の変化は、確実に社会を変えていく力になるからです。大事なことは私達がどんな社会を望むか?ということだと思うのです。

 そこで、お買い物の話になりますが、自分の欲しいものが、上等でさらに安かったら嬉しいですよね。でも、儲からないビジネスは成り立ちませんから、安い商品でも利益が出るようにするためには、どこかに無理があるはずです。

 例えば、農作物。皆さん簡単に想像出来ますよね。そうです。農薬です。限度を超えると環境を破壊し、健康を害することは周知の事実です。にもかかわらず、大企業の大農場では恐ろしいほどの農薬散布が公然と行なわれているのが現状です。コーヒー・紅茶・チョコレートの原料のカカオ・スパイス・綿花などもそうです。オーガニック・コットンについては掲示してあるパネルで説明しています。さらに、コストを抑えるためには人件費を削ることです。西アフリカのカカオ農場を始め、アジアの子どもたちが無報酬に近い状態で過酷な重労働を強いられています。昔の奴隷制度の話ではなく、今現在起きていることです。そして、ブランドの服も今では、主にアジアの若い女性達の低賃金、長時間労働によって作られています。納期に間に合わせるためには、工場の機械のそばで寝て、うちに帰ることも許されない場合もあるようです。それなのに売れ残ったものは焼却処分され、流行を追いかけるためにまた新しいものを次々と作り続けるという状況が続いています。

どうか皆さん、お買い物をするとき価格と同時に、その商品が作られた背景にも、ちょっと思いをめぐらせてください。あなたには現状を変えていく力があるのですから・・・

南城市ボランティア活動報告



Posted by 風の里 at 23:55│Comments(1)
◆この記事へのコメント
今日は、お世話になりました。せいしょうはベットで寝たかったみたいですが、(笑)ここ、めっちゃっ楽しい...♪*゚っと、はしゃいでいました!(笑)。とっても、快適に寝れました!今度そちらに行く時はもっと長く泊まりたいです!踊りも一緒に踊りましょう!短い間でしたがとても楽しかったです!お世話になりました。ありがとうございました。 じゅりんより!
Posted by じゅりん at 2015年02月22日 16:44
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